国会質問

● ● ● ● 大門みきし Daimon Mikishi  ● ● ● ●


■2012年4月3日 財政金融委員会 AIJ企業年金消失問題で、浅川和彦AIJ社長、西村秀昭ITM証券社長、石山勲東京年金経済研究所社長への参考人質疑。年金基金への接待問題取り上げる。
<赤旗記事>
年金基金を“接待勧誘”
AIJ参考人質疑 大門氏が追及


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参考人に質問する大門実紀史議員=3日、参院財金委
 参院財政金融委員会は3日、AIJ投資顧問による巨額年金資産消失問題で、同社の浅川和彦社長らに対する参考人質疑を行いました。運用実態を覆い隠すための株価操作や、年金基金を巻き込むための“接待勧誘”などが行われていたことが浮かび上がりました。 
 質問に立った日本共産党の大門実紀史議員は、浅川氏が傘下にあるアイティーエム証券(ア社)の未公開株の評価額を高く見積もり、自らが投資対象にしているファンド(投資基金)の価値操作を図ったのではないかと指摘しました。
 ア社の西村秀昭社長は「当社の株価を高く見積もれば可能だった。そうした手伝いをしたことはある」と認めました。一方、浅川氏は未公開株購入の事実を認める一方、「それによって価値を上げたかどうかについては記憶にない」と釈明しました。
 大門氏は、相次ぐ解約への対応に、ア社を経由して新規顧客から集めた資金を充当する「自転車操業」の仕組みがあったことを強調し、ア社が虚偽運用を知らなかったことはきわめて不自然と追及しました。
 浅川氏は「否定しません」と認めました。ア社の西村秀昭社長は「こういう実態は当社の中からはみえなかった」と釈明。大門氏は「会社の証券が使われており、責任が問われる。気がつかなかったのは不自然だ」と指摘しました。
 さらに大門氏は、AIJの接待交際費が毎年1000万円以上にのぼることを初めて明らかにし、顧客である年金基金も接待の対象かとただしました。浅川氏は「当然入っている」と認めました。
 大門氏は、基金の運用担当理事が旧社保庁の出身者で“みなし公務員”であり、接待が禁止されていることを指摘。年金基金勧誘の背景に「高利回りよりもこうした営業・接待があったのではないか」と強調。疑惑の全容解明のために浅川氏らの証人喚問を求めました。

≪議事録≫
○大門実紀史君 衆参の今までの質疑を通じて、浅川さんは、だますつもりはなかったということを一貫して言われております。先ほど、結果として悪事という話もありましたけれど、つもりがあるかないかどうか、つまり意図的だったかどうかというのは何の分かれ目かといいますと、詐欺罪に問われるかどうかの分かれ目になる。だから、ずっと一貫して、つもりがなかった部分について否定されているんではないかと。
 西村さんについて言えば、知らなかったと。事件が起きてからだと、知ったのはと。これ、知っていたら何になるかというと、詐欺罪に対する共犯になります。ずっとその一点を守ってこの参考人質疑でお答えをされてきたというふうに感じざるを得ないわけですけれども。
 お二人で、何ですか、この国会の参考人質疑に当たって、何かそういう点だけはというふうな打合せでもされたんですか。
○委員長(尾立源幸君) 浅川参考人からお願いします。
○参考人(浅川和彦君) 実は、もう打合せできるような状況にありません。それは述べておきたい。
○参考人(西村秀昭君) 打合せはしておりません。
○大門実紀史君 弁護士さんとかの関係もあると思いますが、国会の役割というのは犯罪を立証することではございません。私たちそういう証拠書類も持っておりません。これは検察なり証券監視委員会のまず役割だと思いますが、国会としては、今もございましたが、二度とこういうことが起きないようにどういう仕組みをつくるかというための参考人質疑でございますが、その前提として事実はきちっと述べてもらわなければ困ります。
 次は証人喚問に間違いなくなると、こういうふうに思いますので、今日は参考人質疑だからということでごまかさないで、あるいは答えることも答えないということのないように、今日のうちに答えておいていただきたいと。後で証人喚問のときに違ったと言うことは許されませんので、きちっと事実関係を答えてもらいたいと思います。
 最大の疑問は、なぜAIJが長年にわたってこういう総資産額改ざんを続けてこれたのかと。なぜ周りが気が付かなかったのかという点がもう最大の焦点の一つだというふうに思いますけれども、この点では、西村社長は、どう考えてもこのファンドの評価額、NAVですね、を知らなかったというのはどう考えても不自然だというふうに思います。
 一つお聞きしたいと思うんですけれども、浅川さんが運営されているといいますか投資対象にしているファンドの中に、西村さんのところのアイティーエムの未公開株というのも入っているんじゃないですか。浅川さん、いかがですか。
○参考人(浅川和彦君) 当初は、まずは小さな、二〇〇二年の五月につくって、年金基金が入ってきたのは二〇〇三年の五月からでございます。ですから、ブティック型のファンドでございまして、お客様のニーズに合わせたファンドをつくった。
 実は、アイティーエムの株を入れたかどうかということにつきましては、基本的には、当時、二〇〇二年の九月か何かに最初に入れています。これ別に、未公開株投資ですから、別に何ら問題はないと思っているわけでございます。
○大門実紀史君 その未公開株の評価額をどうするかによってファンドの価値が上がります。つまり、アイティーエムの未公開株を水増しするといいますか、評価額を上げることによってファンドの価額を上げたと、上げるように西村さんに依頼したと、西村さんは頼まれたというようなこと、まず西村さん、そういうことなかったですか。
○参考人(西村秀昭君) 当時、ファンドのサイズは小さかったし、オプションと未公開株が投資の柱であるという、こういう建前でしたから、当社の株価を評価替えといいますか、少し高く見積もれば、ネット・アセット・バリューを募集額と同じぐらいに上げることは可能だったんですね。そういった手伝いをしたことは初年度ではありました。
○大門実紀史君 今、そういうことがあったということなんですが、浅川社長、そういうアイティーエムの株、未公開株を操作してファンドの価値を上げるということがあったとおっしゃったですね、今。そういうことを指示されたんですか。
○参考人(浅川和彦君) それについては全く指示していませんし、ただ、アイティーエムの株を買った後、たしか、もう二〇〇三年の話ですからあれですけど、ファンド本体で持つのはまずいんじゃないかということで、投資事業組合を通して買ったという形になっていると思う。最初はファンド本体で買ったと思います。で、投資事業組合に移したというのが事実、本当だと思います。
 ですから、それによってファンドの価値を上げたかどうかということについては、私はこれについては記憶はありません。
○大門実紀史君 証人喚問もありますので、次のときに浅川さん、そういう答えはできないというふうに思いますが。
 もう一つ疑問がありまして、先ほど中西議員とのやり取りでございますが、西村さんはHSBCからのNAVの報告とAIJから来るのが一致していたのでという話をずっとされていましたよね。一致しているのはおかしいんじゃないかという質問がありましたけれども、実は私は一致していたんじゃないかと思うんですよ。
 先ほど浅川さんが説明されたのが、実はこういうことじゃないんですか。いかにも水増しとか操作をしていないようですけれども、つまり、このAIMのグローバルファンドというのは十四のサブファンドがあるということですね。その全体は、全体は価値が落ちておりますけれども、一つのファンドについて、そこにある資産を移す、利益を移して、一つのファンドだけ利益が出ているように見せかける、ほかはマイナスにすると。全体としては真正評価で非常に低いわけですが、利益を移すことによって一つのファンドは高い価値になると。新規募集のときはそれをそこに入れると。HSBCは確かにそこの評価をするわけですから高い評価をする。
 つまり、そういうことによって操作をされてきたということを先ほどおっしゃりたかったんじゃないですか、浅川社長。
○参考人(浅川和彦君) そこについては私、ちょっとコメントできません。今思い出しても、ちょっとそういうことをやったつもりもありません。
 ですから、十四本つくる過程というのは、いろんなニーズがありました。最初はだから、ブティック型とよく言っていますけど、それぞれのお客さんの名前ちょっと今出したくないので、それぞれに合わせた形でのファンドをつくってきたし、結果それがお客様のニーズという、うちが最初のスタートにしてくれとか、そういったことで十四本になったと思っています、ファンドは。
 今言っているそれに合わせてという意図かどうかというのは、私はそういうつもりは全くないと思っていますけど。
○大門実紀史君 ここも捜査当局ではありませんので、これ以上あなたが否定すると、知らなかったとか覚えていないと言われると、何ともやりようがないわけですけれども。
 先ほど西村さんはちょっとそういうことをおっしゃりたかったんではないかなと。HSBCから来るのは真正だという意味は、全体とは別に、一つのファンドについてはうそを評価したわけではないと。しかし、あのときに考えると、そんな利益が出るわけはありませんから、ほかのところの利益をそこに移してほかをマイナスにしてやっていて、それでごまかしたんじゃないかなというふうに、それしか考えられないですよね。
 社長が言われた水増しというのは、HSBCは水増しできませんから、あるファンドについてちゃんとそれで評価するしかないわけですから、HSBCは水増しできないんですよね。評価するには、そこに利益が固まっていたからそのまま評価したからだというふうにしか考えられないわけですよ。水増しというのはそういうことしか考えられないわけですね。HSBCは水増ししていないということで、水増ししたのは皆さんの方であって、つまりそこに、HSBCがちゃんと真正で評価する金額があったと、価格があったから一致したものが来たとしか考えられないわけですよね。
 西村さん、そういうことをおっしゃりたかったんじゃないですか。
○参考人(西村秀昭君) HSBCから過去何年間のマイナスの評価がずっと出てきて、それを見まして、ずっとHSBCからの買い付けのときのNAVが正しいもので、ほかもみんな一緒だというふうに思っていたわけですけれども、今回の事件が発覚して思ったのは、今おっしゃったように、募集していたものだけ数字がちゃんとしていて、あとのものについてはクエスチョンという感じではなかったかというふうに、先ほどお話ししたとおりです。
○大門実紀史君 まだまだ疑惑がありますので、証人喚問もあると思いますから、次のちょっと疑惑、時間の関係で指摘したいと思いますけれども、AIJは新規顧客から集めた資金をAIMグローバルファンドに向けることなく解約資金に回したと、自転車操業をやってきたというふうに指摘がされておりますが、ずっと否定をされております。
 しかし、佐藤ゆかり議員がお配りされた資料にもありますし、証券取引委員会の資料がございますけれども、佐藤先生のだと四ページ目ですけれどもね。これは、証券監視委員会が既に皆さんからの検査ではっきりさせたものだからこうやって監視委員会の資料として公表しているわけでございます。これどう見ても、つまりこの二つの投資事業組合を経由して解約顧客にお金を回している、スルーの場合もあります。
 何を言いたいかといいますと、このAIMグローバルファンドは純資産が目減りしておりますから、ここから解約資金が出せないというのがこのペケ印でございます。したがって、新規顧客に解約資金を出すためにはこの二つの投資事業組合を使ったということをもう証券等監視委員会の検査で分かっているからこういう資料を作っているわけですね。
 これはどういうことかといいますと、まず、ここにある投資事業組合が持っている資金を使ってまず解約顧客にこちらから払うわけです。上のAIMグローバルファンドからではございません。それを新規顧客を募って埋めると。埋めるのはこの下の投資事業組合に埋めると、こういうことをやっていたという資料でございます。
 これは、浅川さんは否定されませんね。
○参考人(浅川和彦君) 全く否定しません。
○大門実紀史君 そうすると、アイティーエム証券の責任者である西村さんに聞きたいんですけれども、あなたの証券会社を使ってこういうことが行われていたということですね。これは否定されるんですか。
○参考人(西村秀昭君) こういうスキームになっているというのは監視委員会にこれが出てから初めて分かったんですけれども、相対取引で解約の手続が来たときにはAIAが買い取っているというのが当社の中での動きでして、この投資事業組合が買っていたということは認識がありませんでした。
○大門実紀史君 だって、あなたがこういうことを認識がないで誰がこれをやれるんですか。あなたこの証券会社の責任者でしょう。一切気が付かないというのはあり得ないんじゃないですか、これは。
○参考人(西村秀昭君) 今言いましたように、お客様が解約をされたときの相対のお客様は、これらはベンチャーインベストメントアルファに見えますけれども、AIAという浅川さんの会社が買取り相手になって、その約定を付けていただけなんですよ。だから、こういう仕組み、最終的にはこういう仕組みになっているのかもしれませんけれども、当社の中ではこういう実態は見えなかったということです。
○大門実紀史君 これは、これも知らなかったでここでは済むかも分かりませんが、あなたの責任問われますよね。こういうことが長い間行われてきたことについて、知らなかったでは済まないですよ。あなたの証券じゃなければあれだけれども、あなたの証券が使われたわけだし、私はあなたはもう当然これは感づいておられたと、少なくとも。だから、浅川さんにそういうことを確認するとかそういう関係ではなかったと、言われるとおりやってきたと言われればそうかも分からないけれども、これだけの流れがあって全然気が付かなかったという方が不自然でございますし、責任は問われると思います。
 当然、これはグローバルファンドからお金はもう目減りして出せないというのを承知してやるスキームだから、したがって、グローバルファンドにある資産が目減りしているということをあなたはこの時点で知っていたはずですよ。知っていたはずですよ。それを、知らなかった知らなかったと言われますけれども、このスキームがこの検査ではっきりしているならば、あなたは当然知っていたというふうに思います。
 ちょっとこれは指摘だけ、知らないと言われるとここではそれ以上ありませんので、指摘だけしておきたいというふうに思います。
 もう一つ、AIJの浅川社長に聞きたいんですけれども、AIJには接待交際費が、私が入手した資料だけでも毎年一千万円を超えております。これはどこを接待されたんでしょうか。
○参考人(浅川和彦君) ちょっとその前に、その前の質問に対して僕答えたいんですが、よろしいでしょうか。
○大門実紀史君 いいです。
○委員長(尾立源幸君) どうぞ。
○参考人(浅川和彦君) 実は、今誤解なさっているのは、西村社長もちょっと答えられなかったと思うんですが、二〇〇九年の二月にアイティーエム証券に金融庁の検査が入りました。そのときに、今までは投資事業組合ごとに転売した分、そんな金額は少ないんですが、受けていた部分はありました。そうすると、受けていた部分を、これを一年以内に解約したらまずいということなんで、AIA、要するに管理会社ならいいということを私、下の、これは金融庁がいいと言ったわけじゃありませんが、そうすると一年以内でも転売で可能になると。
 この図で言いますと、実は、投資事業組合の下にAIAが入って、AIAは全て投資事業組合の窓口になったと。なぜかと申しますと、実は、オングファーストというのは全て、全て、入りはいいんですけれども、出は全部AIAを通して来るものですから、AIAに集中したということでございます。それが、結果として今申し上げたことで、スキーム図としてはそうなります。
 長くなって申し訳ございません。
 それと、今御質問の件については、済みません、しゃべったら忘れちゃいました。
○大門実紀史君 AIAと言われますけれども、AIAは一心同体のペーパーカンパニーですからね。知らない人がいると思って言っちゃ駄目ですよ。AIAというのはペーパーカンパニーなんだから、あなたがやったと同じことなんだからね。
 次の質問を申し上げたのは、そのAIJの資料によりますと、接待交際費が年間一千万を超えております。どこに向けた接待をされたのかを聞いております。
○参考人(浅川和彦君) それは、今私どもの加入していただいた年金基金さん及び一般投資家の皆様等、あるいは私の知人とか含めたものだと思います。
○大門実紀史君 そうすると、AIJの主な顧客は年金基金でございますから、年金基金の担当者の方々の接待も入っているということですか。
○参考人(浅川和彦君) 全然入っていないということはうそになります。当然入っております。
○大門実紀史君 あなたは、あれですか、年金基金の理事の方々はみなし公務員ということで、そういう接待を受けちゃいけないということは御存じでしたか。
○参考人(浅川和彦君) 接待という意味で言われると問題がありますが、例えば企業年金の方とか、そういういろんな私の知人も含めてやっていますが、それを要するに飲み食いしたと、こういう発想ではないです。
○大門実紀史君 私は、年金基金の担当者の方々がいかにも何か新聞報道では素人で知らなかったんだという感じが多いんですけれど、本当なのかと。AIJの高い利回りを見ると、別に素人だって、ちょっとほかと比べて危ないんじゃないのと思うはずです。高い利回りだから乗せられるという方がおかしいなと実は思っておりまして、そう簡単に、はいはい、高い利回りだからって信用して素人だからやったとは、ちょっと私は信じておりません。
 むしろ、浅川さん独特の今までの営業手法、野村から培った、そういう接待交際とかあなたの個人的な迫力とかいうこと、契約したら一杯飲みに行くというのが、契約祝いやるのがもう常套、常にそういうことをやられたということですけれども、そういうあなたのお金を使った営業力で年金基金の方々は、全部とは言いませんが、かなりの部分は任せたんじゃないかと思っているわけでございます。
 ちょっと、大体接待交際費一千万、一千二百万、一千四百万ぐらいですけれども、従業員の方々は十人前後ですよね、取締役以外はですね。ほとんど浅川さんがそういう方々を接待されたんですか、年金基金の方々。
○参考人(浅川和彦君) 年金基金さんの方は結構厳格でございまして、みんな自分で払います。こちらから接待を狙ったりするということじゃなくて、皆さん結構そういう意味では、準公務員って先ほど申しましたけれども、そういう面では非常にそういう部分が多いです。
 だから、そうじゃない方も一部あるかもしれませんけど、ただ、私にとっては、あと社員の接待とかも、接待やると社員と一緒になってやったという部分もありますから、千四百万というと月百万円ですから、百万円ちょっとですから、あとは私、自分のお金で飲み食いするとかそういうことはしましたけど、そういう意味ではないと思っていますけれども。
○大門実紀史君 先ほどはありますという話で、ないと思うというのは、どっちなんですか。年金基金の担当者の方々を接待したことはあるんですか、ないんですか。
○参考人(浅川和彦君) 要は、接待というか、結局、飲みに行っても割り勘ですから、そういう面では接待をしたという覚えは、部分はありましたが、お弁当を食べたとかそういう部分はあるかもしれませんけど、そういう意味での過剰接待というようなことはまずなかったと思っております。
○大門実紀史君 これもおたくの領収証にはそういうところ、名前、相手の名前書かないとかいろいろ工夫をしているみたいですね、そういうこともあって、後で名前が出ちゃまずい方々ですからね。これも明らかになってくるというふうに思います。
 そもそも、浅川さんの年収は七千万ですか、衆議院でお答えになったのは。これはどこからの収入なんですか。
○参考人(浅川和彦君) これは、前から申し上げましたように、真正なNAVによる管理報酬及びパフォーマンスフィー、管理報酬というのは信託報酬とかパフォーマンスフィーでございまして、これに基づく配当ですね、それと、アイティーエム証券から来る、先ほど言いました販売手数料、それから来る年収だと思います。
○大門実紀史君 そうしたら、アイティーエムとかを含めて、AIJからだけじゃなくて、アイティーエムとかいろんなお持ちになっている株とか全て合わせて七千万ということでよろしいですか。
○参考人(浅川和彦君) 株の配当というのはもらったことありませんから、その分だけです、私がもらっている収入というのは。
○大門実紀史君 今現在あなたがお持ちになっている資産は幾らお持ちになっているんですか。
○参考人(浅川和彦君) 自分じゃ計算したことありませんけれども、マイナスになるかプラス、あと株だけですから、あるの、会社の株だけですから。どうですか、ほとんどないんじゃないかと思いますけれども。二千万か三千万ぐらいじゃないかと思いますけれどもね。二千万もあるかどうか。これも税金で取られちゃいますから、税金というか、去年までの所得税で。都民税とか払いますので。
○大門実紀史君 ぼそぼそここで愚痴言ってもらってもしようがないですよ。どれぐらい評価でお持ちなのかを聞いているんです。
○委員長(尾立源幸君) 浅川参考人、的確にお答えください。
○参考人(浅川和彦君) 金額が分からないんですよ。株というのは評価ないから、今言われたように。(発言する者あり)現金は今二千万ぐらいしか、二、三千万しかないと思います。
○大門実紀史君 そのお持ちの資産を今回、まあ二千万でどうこうではありませんけど、あなたのお気持ちとして、損をした方々に全部お出しになるという気持ちはございませんか。
○参考人(浅川和彦君) これ衆議院でも聞かれましたけど、私の気持ちとして出すか出さないかという問題と、この事件に絡んで、不正な金をもらったという認識がないんですよ。だからそれを、私は今ある全財産という、自分の個人のことを今問われるのは、そんな場じゃないと僕は思っていますから。だから、財産を、残余財産を適切にまずやることが私の責務だと思います。
 ですから、私の金を出すということは、私自身が詐欺をしたとかいうことを認める行為だと思っているわけでございます。
○大門実紀史君 まだお聞きしたいことはいっぱいありますが、一つだけ最後聞きますけれども、これは佐藤委員の資料でいえば二ページ目で、これも証券取引等監視委員会の資料なんですが、デリバティブ取引損益及び純資産額の推移ですけど、私、これ、ばくっと全体を見ていて不思議なのは、損をされた以上に水増しをされております。損をした以上に水増しをされております。なぜ、損を取り戻す云々だけなら、損した以上に水増しする必要があるんでしょうか。
○参考人(浅川和彦君) 損した以上に水増しという、その当時は、どうやって水増しをしたかということだと思いますけど、理由は、相場環境等を踏まえて出しておるということしか今の私には、損した額が当時幾らだったか、だからこうやって毎月出しているわけですから、それによって水増しを幾らにしたかどうかということを決めたわけじゃございません。
○大門実紀史君 委員長、証人喚問をお願いしたいということを申し上げて、質問を終わります。
○委員長(尾立源幸君) 後刻理事会にて協議させていただきたいと思います。
 以上で参考人に対する質疑は終了いたしました。

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