| ||
○大門実紀史君 今日は永田さんの所信を聴くということもあってこの委員会が設定されたということもございますけれども──永田さん、どうぞ、座っててもらっていいですよ、お聞きすることになっていると思うんですけれども。 ただ、午前中、衆議院でもあったようですし、今、尾立さんからかなり的確な角度で質問がありましたし、私も同じ問題意識でございます。特に加えてお聞きすることも余りないんですけれども、とにかく一つ一つは既に、この数年間、RCC含めて預保がやられてきたこと、永田さんが指揮の下でやられてきたこと、足利銀行問題を含めて、その都度いろいろお聞きしてきまして、かなり疑問があります。何かもう今は利益上げたとか言って自慢されておりますけれども、その陰で何があったのかという点ではもう既に一つ一つ批判してきたことですので、その点をまた一から聞く気はありません。 ただ、今回の人事、私はちょっと、そもそもと思うのは、何年か前にも永田さんに質問来てもらったことありましたけれども、そのころに比べるともう随分何かお疲れのような気もしますし、なぜまたもう一期やらなければいけないのかと。すぱっと引かれた方がきれいだと思うし、なぜここで無理してもう一期やられるのかが長い間見てきて非常に一番の疑問なんでございます。 御自分の意思なんでしょうかね。それとも、諸般の事情でもう一期大変だけれどもやってくれというようなものがあったのかどうか、率直なところをもうこの際ですから聞かせてもらいたいなと思いますが。 ○参考人(永田俊一君) お答え申します。 これ、私が申し上げることでは多分ないんだろうと思います。皆様の御判断で、今おっしゃったようにもう疲れているということであれば、それはそういうことかなというふうに思います。 こういう席でそういうことを申し上げてはいけないかもしれませんが、今日疲れておりますのは、実はもう五年ぶりぐらいでしょうか、徹夜をいたしましたので、そういうことでございます。 ○大門実紀史君 永田さんに私が質問したころの写真があるので、これを見ていると随分大変じゃないかなと思ったんですけれども。 私がもう一つ心配するのは、預保の理事長のポストというのは歴史がありまして、私が最初に国会へ来たときは松田さんだったと思います。松田さんは最高検察庁出身でしたね。その前は日銀の副理事、副総裁かな、が兼任していたわけですね。永田さんが初めて大蔵省OBという形になって、勝手に邪推してるだけかも分かりませんが、このまま大蔵ポストといいますか、財務省、金融庁、どちらかが預保の理事長にOBがなっていくというふうなつなぎの役割とかがもしあると、私はとんでもないことだと。後でそれははっきりするでしょうが、そういう点も思って無理になさることないなというふうに申し上げたかっただけでございます。 もう永田さんに対する質問これで終わりですので、よろしければ御退席いただいて結構です。 ○委員長(峰崎直樹君) どうぞ、永田理事長、退席されて結構でございます。 ○大門実紀史君 あと、若干、一般質疑ということなんで、今日は貸金業、多重債務問題に関連して、少しの時間ですが質問させてもらいたいと思います。 国会にも超党派で多重債務問題対策議員連盟というのができまして、自民党の森まさこさんが大変尽力されて、超党派でできました。私もその一員でございますけれども、その中でも今議論になっているのが、サラ金の金利を下げたから景気が悪くなったとか、あるいはやみ金が増えているんだとか、全く無知蒙昧なことを言って、金利をまた引き上げたいというふうな連中がいるものですから、そういう人たちと闘う議員連盟でございますけれども。今日は、以前から取り組んできたやみ金問題で、やみ金が増えているというふうな話もありますので、正確なところを若干お聞きしたいと思います。 まず警察庁に伺いますけれども、今のやみ金の取締り状況を簡潔に教えてもらえますか。 ○政府参考人(井上美昭君) 高金利貸付けや違法な取立てなどのやみ金融事犯については、依然として深刻な被害が出ておるところでありまして、警察としても国民生活の安全を脅かす重要な問題と認識をしておるところであります。 平成十九年におけるやみ金融事犯の検挙事件数は四百八十四件、検挙人員は九百九十五人でありまして、前年同期と比べて検挙事件数は約五〇%、検挙人員は約四〇%増加をしておりまして、全国警察が集中取締り本部による取締りを強力に推進した一定の成果が出ておるのではないかというふうに考えておるところでございます。 ○大門実紀史君 お手元に資料をお配りいただきました。ありがとうございます。 つまり、検挙数が増えているのは、別にサラ金の金利がこの間少し下がっているということではなくて、あくまで警察庁が頑張ってやられた結果だと思いますが、その点でちょっと確認のためにお願いいたします。 ○政府参考人(井上美昭君) どれぐらいの数が、サラ金の数があるか、ちょっと私どもは把握をする立場ではございませんので、我々とすれば、やはりしっかりした検挙をやっていって、できるだけ撲滅に近づけていく、そういう態度で対応しておるところでございます。 ○大門実紀史君 とにかくこの間、非常に頑張っていただいているんで、もっと胸張って言ってもらって結構ですよ。共産党が警察を褒めるというのは珍しいことでございますので、ということです。 ただ、私の方にもいろんな、ずっと取り組んできた関係で、情報が来ていますんで、是非この点、新手の手口がありますんで、研究してほしいなと思うんですけれども。 口座凍結というのは厳しくなりましたですね、今。警察も金融庁も頑張ってくれています。そうすると、やみ金は、口座に振り込んでくれという、何々銀行何々支店何々番号というのを、もう言ってもすぐ凍結されてしまうかもしれないというんで、私、この委員かな、どの委員会か忘れましたけれども、決算委員会か、出会い系サイト問題で取り上げたことがあるんですが、サイトの中の口座、電子マネーが絡むんですけれども、つまり何々銀行何々支店じゃなくて、番号だけ本人に来るんですね。この番号さえあればコンビニでも振り込めるんです。そういう新手の振り込み口座といいますか、そういうことが今、出会い系サイトのを取り上げたときに、これ、やみ金でもやられるんじゃないかということで、警察庁に今から警戒してくれと言ったのが、実際もうやみ金でやられ始めました。是非、これを研究してほしいというのと、口座の売り買いですね。そうはいっても現実にある口座の売り買いが、今相場が上がっていまして、前は五万円ぐらいで売り買いされていたんですね、カード付きとかいろいろ付いていると。それが今は十万円ぐらいになっているそうです。 この問題は警察庁だけではなかなか難しいというところもありますんで、経済産業省もそうですし、金融庁も、この点、この新手の口座について研究して、至急対策を練っていってほしいと思いますが、西原さんの方でいかがですか。 ○政府参考人(西原政雄君) 最近やはり振り込め詐欺の関係、これにつきましては、この四月までの統計でも対前年で一・八倍というような形で非常に増えております。そういった中で口座に対して厳格に対応していくということは、我々非常に大事なことだと思っております。 そういった中で、現在どんな形でそれに対して対応できるのかということで、今おっしゃられたような新しい手口ということもございますので、真剣に対応策も考えていきたいというふうに考えております。 ○大門実紀史君 またこちらからも情報を提供させていただきますので、研究してもらいたいと思います。 この間、被害者の会とか弁護士さんたちが、ちょうど先月の末からの三日間ですかね、やみ金一一〇番というのをやられました。この内容も是非、金融庁も警察庁も参考に資料としてもらっていただきたいと思います。 少しだけ御紹介しますと、やみ金の四八%、半分が、さっき申し上げましたけど、今もう非対面型、会って脅すなんということをやらないで、電話で勧誘して、電話一本で振り込みさせるというのが半分になっております。借入金額も、何百万じゃないんですよね、五十万とか数十万、百万ぐらいで、ただし利率は一〇〇〇%というようなことで、脅しでやるわけですね。是非これも、こういう資料ありますので活用してもらいたいと思います。 この中で、ちょっと気になったのでまた指摘さしてもらいますけど、警察に相談したときの対応で、良かったか悪かったという点でいくと、まだ七四%が悪かったと、二六%は良かったというふうな数字が出ております。前にも指摘さしてもらいましたけれども、現場の警察官は、特にこの中では、じゃ警察が何を言うかというと、借りたものは返せと言われたというのが一番多いんですね、いまだ。千葉西署、実名は出しませんけど、の警官なんかは、幾ら理屈を言っても、いや、借りたものは返すんだと言って突っ張ってしまうというような、何といいますか、法的に無知な頑迷な方もおられますので、是非、周知徹底を更に図ってほしいというふうに思いますが、警察庁、いかがですか。 ○政府参考人(井上美昭君) いわゆるやみ金融に関して相談を受けるに当たっては、被害者の、相談者の心情に配意しつつその訴えを誠実に聴取をし、事案の特性、背景等を適切に判断をして対応すべきものと認識をしておるところであります。 警察庁では、担当者を集めた全国会議における指示、警察大学校等における教育訓練などを繰り返し行うとともに、必要な都度、現場の警察官にとって平易でかつ実践的なものとすべく相談対応マニュアルを改訂をするなどしておるところでございます。これを受けまして、都道府県警察では、執務資料の発出、警察署の担当者を集めた指導など更なる周知を図っているところでありまして、今後とも適切な相談対応について都道府県警察を指導してまいりたいと思っておるところでございます。 ○大門実紀史君 是非徹底をお願いしたいと思います。 もう一つ、この委員会でも取り上げましたけれども、被害者の会の方々が、自殺の多い青木ケ原の樹海ですね、あそこに自殺防止、借金で死ぬことはない、相談してくれという看板を立てられて、そこで、あれは取り上げたのはもう一年以上前ですかね、ここの委員会で、いろいろありましたけど、立てられて、三十三人の方がその看板を見て電話してこられて、電話してこられたというのは命が助かったということですね。これは大変いい取組だと思います。 このときは、今、警察の対応ひどい話もしましたけど、非常にいい対応をされているんですね、地元警察の富士吉田署ですね。富山県におられた御夫婦二人が、もう失業して借金で二人で死のうと思ってあの樹海のところに来られたんですけれども、富士吉田警察署の、これはもう実名言っておきますけど、山本係長という方が保護して、しかも富山まで帰るお金がないからといって、ないのをその警察官が六千円用立てしてあげて、しかも被害者の会の太陽の会というのが頑張っているところがありますが、そこに借金の相談をしなさいということをして、そして富山の相談者、司法書士の方を紹介してもらって、富山に帰るお金もその山本係長という警察官が立て替えてあげるというふうなことで、私は本当に立派な警察官だなというふうに思います。 もう一つ、福井県の東尋坊、ここも自殺の名所ですけど、ここは地元の観光協会がそういう自殺防止という看板を立ててくれるなと、イメージ悪くなるからというところで、看板はまだ立てられていないんですけど、元警察官がパトロールをされていて、ボランティアで、自殺しそうな人を見かけたらおやめなさいということですね、これも大変立派な方だなというふうに思います。特に現職のこの富士吉田の山本係長なんかは、私はもう表彰してあげるべきだと思うぐらいですね。こういう方こそ顕彰、表彰してあげてほしいと思います。 いずれにせよ、この富士吉田のように、地元警察とこういう被害者の会との連携で、頑張れば五人でも十人でも数十人でも自殺者をなくせるといいますか救えると思うんですけれども、警察として、警察庁として、こういう地元とそういう関係団体との取組を強めていってほしいと思いますが、いかがでしょうか。 ○政府参考人(井上美昭君) 警察といたしましては、国民の生命、身体を保護するとの立場から、自殺を防止するため、各都道府県において設置されております多重債務者対策本部等の場も活用いたしまして、やみ金の被害者協議会等々の関係機関、団体と連携を図りつつ、必要な協力や取組を行ってまいりたいと、かように考えておるところでございます。 ○大門実紀史君 ありがとうございました。終わります。 |
||
戻る▲ |